NAOKO TAKAYAMA INTERVIEW高山直子インタビュー

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[第1話] イメージはパリのアパルトマン

とにかく、普通のまつげサロンとは違うお店を作りたかった。
────フレジエが運営するまつげサロンって、どんな雰囲気のお店なんでしょうか。

独立するときに思っていたのは、今までにないまつげサロンを作ろうってことでした。当時、まつげエクステのお店っていわゆる“ギャル”のイメージが強かったんですよね。とにかくボリューム感たっぷりに盛る、みたいな(笑)。世間一般からもそういう認識をされていて、店内も個室サロンのように区切られたうえ、ベッドが並んでいるようなスタイルが多くて。

でも、まつげってアイメイクのなかでも特に他人との差別化が図れるポイント。盛ればいい、付ければいいってもんじゃないと私は思っていました。まつげはその人のお顔の一部として、最も個性的に彩れる場所であるとともに、ものすごく繊細な場所。鏡に映ったとき最初に目にとまる、女性にとっていちばん大事な部分なんです。

だから、ふつうのまつげサロンとは異なるお店を作りたかった。ギャルじゃなくて、ナチュラル志向。それでいてほかの人とはちょっと違うものを求める女性が通いたくなるお店。アパレル業界や美容業界で活躍するおしゃれな方にも気に入っていただけるようなお店。そして、先入観によってまつげサロンから距離を置いていた人たちすら足を運んでくれるようなお店を。

────それが店内に漂うヨーロッパテイストにつながるんですね。

私、もともとフランスが好きで。お店の名前にも、内装にもフランスのテイストをたくさん取り入れています。パリの街を歩くたび、そこかしこに漂う空気が私の気分にピッタリ寄り添ってくれて、心から自然体でいられる。きっと前世はフランス人だったんだろうなと思えるほど(笑)。それぐらい好きです。

────会社のイメージもパリのおしゃれなアパルトマン(※)だったとか。

そうなんです。おしゃれな部屋がたくさん集まった一軒のアパルトマンこそ私にとっての「会社」のイメージ。だから独立当初から1店舗だけで終わらせるつもりはありませんでした。いくつものお店が集まって、それぞれ個性を放ちながらもひとつになっている。そんなスタイルにしたかった。全店に通じるテイストがありながら、店舗ごと少しずつアレンジが施されている理由がそこにあります。どの部屋を開けても同じ空間だなんて、考えただけでもつまらないじゃないですか。

※アパルトマン…フランスの家具付きアパート

  • 【次回につづく】
    次回からは1店舗ずつ、名前の由来やエピソード、内装へのこだわりを紹介していきます。»

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